なぜプロダクト開発のツールとしてNotionとGitHubでは不十分なのか

by

@wapa5pow

ここ数年、NotionとGitHubという組み合わせでプロダクト開発をしています。
ただ、両者が提供している機能をあわせても効率的に開発する上で足りていないなという点がでてきているので何が足りないかを明らかにし改善策を提案したいと思います。

Notion + GitHubだと何が足りないのか

前提として、アジャイル開発(Scrum開発)をしており各ツールは以下のように使用しています。

current process

タスクがNotionとGitHubのIssueにわかれて入れられておりScrum開発で言うすべての開発アイテムがプロダクトバックログに入っている状態ではないです。
ロードマップやスケジュールはNotionで管理されていますが、Notionがデータベースのアイテムを階層化することができないのでタイムライン(ガントチャートのようなもの)でみたときにタスクとサブタスクがどのように紐付いているかわからず、スケジュール確認が困難です(NOTION TIMELINE: BUILD A PROGRESS BAR FOR NESTED TASKSを使えばParent-Childの関係はもてますがTimelineで階層化された状態で表示させることができません)。
タスクのほうにはStory pointを振ったりしていますが、GitHubではイテレーションごとにポイントが計算できなかったり、GitHub projects betaの今の段階ではタイムラインで表示できません。

もうNotionもGitHubもタスク管理とスケジュール管理としてはどっちも不完全な状態で使っておりしょうがなく手でNotionに必要なタスクを集めてメンテして、ロードマップやスケジュールを管理してなんとかやっている状態です。

JIRAでタスク管理を補う

JIRAをアジャイルな開発環境でどのように使うかに書いたとおりJIRA自体はScrumのツールとしては使い心地は申し分なかったのでJIRAを使って以下のようにすると改善できるのではと思っています。

next process

JIRAをタスク管理の中心に添えて、ロードマップやスケジュールもそこで管理できます。

本当の理想はなにか

いままでNotionとGitHubが前提としてある世界の話をしてきましたが、Atlassian製品で統一できたり、GitLabで統一できたりするのならば以下のようにもできるかなと思っています。

scratch process

まとめ

Scrumの概念としてEpic, Iteration, User Story, Story pointなど様々な概念が登場しますがそれを効率よく実践しようとするとツールの補助が不可欠です。JIRAやGitLabはアジャイル開発を前提としたツールなのでそれを使う事により他のツールでは困っていた問題を解消できる可能性があります。